問番号別の出題傾向

学科試験には、はっきりした癖があります。問1では大気の構造が、問12以降では法規が問われる—— この並びが何十回も繰り返されてきました。第32〜65回の実績を 問番号ごとに集計したのが下の表です。

使い道は2つあります。ひとつは、解く順番を決めること。得意分野が固まっている問番号を 先に取りに行けば、時間切れで落とす問題を減らせます。もうひとつは、直前期の詰め込み先を 決めること。固定率の高い問番号ほど、そこを潰したときの見返りが読めます。

学科 一般知識

設問よく出る分野固定率問われやすい用語
問1大気の構造と熱力学次点:放射とエネルギー収支(1回)86%35回中30回成層圏対流圏中間圏圏界面成層圏界面短波放射
問2大気の構造と熱力学次点:放射とエネルギー収支(3回)80%35回中28回空気塊相対湿度混合比温位飽和水蒸気圧相当温位
問3大気の構造と熱力学次点:大気の力学(2回)91%35回中32回空気塊混合比温位露点温度飽和水蒸気圧相当温位
問4雲と降水の物理次点:大気の構造と熱力学(7回)57%35回中20回飽和水蒸気圧エーロゾル過飽和雲粒過冷却水滴空気塊
問5放射とエネルギー収支次点:雲と降水の物理(10回)63%35回中22回短波放射アルベド長波放射雲粒散乱エーロゾル
問6大気の力学次点:放射とエネルギー収支(5回)57%35回中20回風速地衡風空気塊コリオリ力等温線気圧傾度力
問7大気の力学次点:気象観測(8回)49%35回中17回風速地衡風気圧傾度力コリオリ力等圧線渦度
問8大気の力学次点:大気大循環と気候(5回)40%35回中14回ハドレー循環傾圧不安定温帯低気圧風速気圧の谷地衡風
問9雲と降水の物理次点:総観気象(低気圧・前線・台風)(7回)31%35回中11回積乱雲下降流上昇流風速大気境界層相対湿度
問10大気の構造と熱力学次点:中小規模・局地気象(3回)60%35回中21回成層圏対流圏成層圏突然昇温オゾンホール下降流中間圏
問11放射とエネルギー収支次点:大気大循環と気候(13回)40%35回中14回温室効果エルニーニョ現象海面水温長波放射温室効果ガス短波放射
問12気象業務法と関連法規100%35回中35回予報業務の許可予報業務気象予報士現象の予想気象警報気象庁長官
問13気象業務法と関連法規100%35回中35回気象予報士予報業務の許可予報業務現象の予想気象庁長官気象業務法
問14気象業務法と関連法規次点:気象災害と防災情報(8回)71%35回中25回気象業務法気象警報予報業務検定気象庁長官予報業務の許可
問15気象業務法と関連法規次点:気象災害と防災情報(11回)69%35回中24回都道府県知事災害対策基本法気象警報市町村長高潮気象庁長官

学科 専門知識

設問よく出る分野固定率問われやすい用語
問1気象観測次点:放射とエネルギー収支(6回)51%35回中18回風速日射量霧通風筒観測時刻風向
問2気象観測次点:大気の構造と熱力学(2回)83%35回中29回ウィンドプロファイラ気象レーダー散乱ドップラーレーダーノット風速
問3気象観測次点:中小規模・局地気象(6回)69%35回中24回気象レーダーエコードップラーレーダーラジオゾンデ散乱降水強度
問4数値予報次点:気象観測(8回)46%35回中16回積乱雲数値予報モデル数値予報赤外画像可視画像積雲
問5数値予報次点:大気の力学(4回)83%35回中29回数値予報モデル数値予報メソモデル格子点格子間隔初期値
問6数値予報次点:予報技術とガイダンス(9回)49%35回中17回数値予報モデル数値予報ガイダンスアンサンブル予報初期値系統誤差
問7予報技術とガイダンス次点:気象観測(6回)37%35回中13回数値予報モデルガイダンス数値予報解析雨量カルマンフィルタ積乱雲
問8総観気象(低気圧・前線・台風)次点:気象観測(6回)29%35回中10回台風積乱雲赤外画像雲域ガイダンス数値予報
問9総観気象(低気圧・前線・台風)次点:気象観測(5回)23%35回中8回積乱雲台風霧寒冷前線可視画像地上天気図
問10総観気象(低気圧・前線・台風)次点:大気の構造と熱力学(5回)40%35回中14回台風積乱雲温帯低気圧対流圏圏界面梅雨前線
問11総観気象(低気圧・前線・台風)次点:雲と降水の物理(6回)29%35回中10回台風風速積乱雲コリオリ力対流圏大気境界層
問12予報技術とガイダンス次点:総観気象(低気圧・前線・台風)(6回)37%35回中13回台風気象レーダー解析降水域実況解析雨量
問13気象災害と防災情報次点:予報技術とガイダンス(10回)69%35回中24回気象警報気象注意報洪水流域雨量指数実況土壌雨量指数
問14予報技術とガイダンス次点:気象災害と防災情報(12回)49%35回中17回実況適中率気象警報気象注意報洪水平均誤差
問15大気大循環と気候次点:予報技術とガイダンス(2回)83%35回中29回平年差エルニーニョ現象等値線北極振動偏西風太平洋高気圧

この表の読み方

「よく出る分野」は、その問番号で最も多く出てきた分野です。「固定率」は、 集計した35回のうち、その分野が来た回の割合を示します。 たとえば90%なら、10回のうち9回はそこに同じ分野が置かれていたということです。

固定率が低い問番号は、回によって内容が入れ替わる場所です。ここを完璧にしようとすると 費用対効果が悪くなります。逆に固定率が9割を超える問番号は、 出題側もそこを動かす気がないと読めるので、優先して埋める価値があります。

ただし、これは過去の集計であって出題予告ではありません。制度改正や新しい技術の登場で 構成が変わることはあります。表を信じ切るのではなく、 勉強の順番を決めるための地図として使ってください。

実技試験は、回ごとに設問の切り方そのものが変わるため、この集計の対象にしていません。 実技の傾向は分野別の出題数で、科目の内訳としてご覧いただけます。